第22回日本緩和医療学会学術大会

セッション情報

シンポジウム

[SY16] 緩和ケアUp To Date

2017年6月23日(金) 10:45 〜 12:15 第14会場 (アネックスホール F205+206)

座長:大谷弘行(九州がんセンター 緩和ケアチーム)、石木寛人(国立がん研究センター中央病院 緩和医療科)

企画趣旨
 緩和ケアに携わる医療従事者は、常に最新の情報を取り入れ、臨床に活かしていくことが求められます。その上で、疑問に思うことは放置せずに探求していく姿勢は大切であり、さらなる延長線上には臨床研究があります。そして、これらの臨床研究によって得られたエビデンスは、まさに「患者家族から教えていただいた」賜物であります。私たち医療者は、この賜物に感謝の気持ちをもって丁寧に実地臨床に活かしていく使命があります。
 本シンポジウムでは、過去1年間に発表された緩和ケア研究の中から、緩和ケアに携わる医療者ならぜひ知っておきたい、日々の臨床を変えうる文献を一堂にご紹介します。「緩和ケアデリバリー」「薬物介入」「精神・心理社会」のテーマの中から文献を厳選し、重要な臨床疑問、論文の批判的吟味、研究結果の臨床への応用までの流れをお示しする予定です。シンポジストは、わが国の緩和ケアへの飽くなき探求心に満ちあふれ、患者家族のためにという情熱で邁進しておられる3名の先生方にお願いをしています。
 参加者の方々には、Evidence-Based Medicine( EBM)を身近に感じていただきつつも、単に知識の習得のみでなく、自施設に戻ってからどのように臨床応用していくとよいか思いをめぐらせ、参加者、さらにその周囲の医療者の明日からの臨床が変わり患者家族に届くきっかけになれば幸いです。

大谷 弘行 利益相反1 〜 13:該当無し
石木 寛人 利益相反1 ~ 13:該当無し