第22回日本緩和医療学会学術大会

セッション情報

シンポジウム

[SY23] 卒前教育

~ 5W1H 緩和ケア領域の底上げに向けて~

2017年6月23日(金) 14:00 〜 15:30 第14会場 (アネックスホール F205+206)

座長:鈴木志津枝(神戸市看護大学 看護学部)、門田和気(東京北医療センター 麻酔緩和ケア科)

企画趣旨
 がん対策基本法策定以降、我が国の緩和ケアは成長期から発展期に入ったとされています。更なる発展には専門性の高い人材育成が大切ですが、緩和ケア、エンドオブライフ・ケア全体の底上げも喫緊の課題であり、それが専門医育成にも繋がります。その第一歩が卒前の緩和ケア教育ですが、大半の医学部は緩和ケアの専門講座を有していないこと、診療部門は存在しても様々な管轄や診療形態から講義、実習は施設によって異なります。講義における5W1H「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」から、各施設の卒前教育の現状(独自の工夫)、問題点(何が足りないのか)、将来像(出来ること・所轄機関に望むこと)を紹介して頂きます。看護師、薬剤師の卒前教育も発表頂き、今後の我が国の緩和ケア基本教育の在り方を、チームとしても考えます。今回は施設の特色を明確にする目的で、指定スライドを準備頂きました。また、アンケート結果から見えてくる講義の在り方も発表頂きます。演者発表に先立ち、座長より卒前教育の重要性を卒後教育(早期臨床研修)の問題点と医療ニーズの方向性から提示致します。演題ごとの質疑応答は置かず、全体討論に時間を設ける予定です。フロアから活発なご意見を頂き、本セッションから実りある提言ができることを期待します。

鈴木 志津枝 利益相反1 〜 13:該当無し
門田 和気 利益相反1 ~ 13:該当無し