第22回日本緩和医療学会学術大会

セッション情報

シンポジウム

[SY3] 大切な大人ががんになったとき〜子どもたちを支えるために~

2017年6月23日(金) 09:00 〜 10:30 第5会場 (会議センター 303+304)

座長:飯岡由紀子(公立大学法人 埼玉県立大学大学院研究科)、中島恵美子(杏林大学 保健学部看護学科)

企画趣旨
 大切な大人ががんになった時、その周囲にいる人々はどんな体験をするのでしょうか。大切な大人ががんに罹患し、手術療法、化学療法、放射線療法など継続し治療を受ける経過の中で、その家族の日常生活や関係性にも大きな変化が生じ、危機を体験することが推測されます。その中で、家族の一員として生活している子どもにも影響を及ぼしていることは容易に想像できます。しかし、子どもは家族の外に置かれがちであり、家族の中でどんな変化が起こっているのか、子どもには知らされないまま、子ども自身が不安や孤立感を募らせている現状があります。このような子どもたちに対し、その感情を外に出し不安感や孤立感を減じ、肯定的な力を引き出し子どものレジリエンスを高めるケアが必要とされています。そのケアに必要なサポートプログラムとして、海外では多くのプログラムが提供されていますが、国内においては成長過程にあります。本セッションでは、4名のシンポジストにご発言頂き、大切な大人ががんに罹患した時、その家族をどのようにケアし見守りながら、子どもたちを支えるケアとしてどのようなサポートが必要かを考えたいと思います。また、子どもたちをサポートする具体的な方法として、実践されているプログラムをご紹介頂き、日頃のケアを振り返り、望ましいケアについて参加者の皆さまと討議したいと思います。

飯岡 由紀子 利益相反1 〜 13:利益相反開示事項8(「分類」C、「名称」安田記念財団、「研究名称」看護研究、「期間」2015年12月〜 2016年1月)、左記以外は該当無し
中島 恵美子 利益相反1 ~ 13:該当無し
Founder Cynthia White(コメンテーター) 利益相反1 ~ 13:該当無し