髙橋里江1、栗原幸江2、宗定水奈子1、當金舞1、河西洋子1、郡由起子1、田中桂子1 (1.がん・感染症センター都立駒込病院 看護部, 2.緩和ケア科)
セッション情報
シンポジウム
[SY30] ケアギバーのストレス・燃え尽き症候群
2017年6月24日(土) 08:15 〜 09:45 第10会場 (会議センター 501+502)
座長:木下寛也(東葛病院 緩和ケア科)、梅田恵(昭和大学大学院 保健医療学研究科)
企画趣旨
生命を脅かす疾患による問題に直面する患者・家族は不安、抑うつ、焦燥、否認、拒否、怒りなど様々な精神心理的な反応を緩和ケアに係る医療従事者に投げかける。このような現場において、医療従事者はこれらの精神心理的な反応を受け止め、評価し対応することが求められる。時には患者・家族の精神心理的な反応に圧倒され、医療従事者自身の心が揺らぐことがある。このような際にも、医療従事者はプロフェッショナルとして自らの感情を抑制し、対応することが求められる。しかし、上手く対応できなかった場合には、医療従事者は自信を喪失し、継続して患者・家族に精神心理的なケアの提供が困難となることもある。さらに、患者・家族の精神心理的な反応は、医療従事者チームを分断してしまう可能性もある。
本シンポジウムでは、経験の豊かなプロフェッショナルの様々な立場から、まず患者・家族の精神心理的な反応について具体例を示し整理し、医療従事者個人に生じる様々な感情について解説する。さらには、個人としてストレスへの対応、チームとしての患者・家族の精神心理的な反応への対応、成熟したチーム形成への方策をそれぞれの専門職種の立場から解説するとともに、多職種で意見交換を行う。
木下 寛也 利益相反1 〜 13:該当無し
梅田 恵 利益相反1 ~ 13:該当無し
金子眞理子 (東京医療保健大学 東が丘・立川看護学部 看護学科)
井上実穂、落合優美、成本勝広、谷水正人 (四国がんセンター)
岸本寛史 (高槻赤十字病院)