日本デザイン学会 第69回研究発表大会

講演情報

口頭

[4B] 地域振興、地域研究

2022年6月25日(土) 13:00 〜 15:00 口頭発表 第4会場

座長:久保 雅義(芸術文化観光専門職大学)

13:40 〜 14:00

[4B-03] プノンペンにおける主要マーケットの調査研究

マーケットの現状、生活の場および観光資源としてのマーケットの調査

*藤澤 忠盛1、葛󠄀原 俊秀2 (1. 昭和女子大学 環境デザイン学部、2. 東京工科大学 デザイン学部)

キーワード:Phnom Penh, market, tourism

プノンペンは、人口が増加し、急速な都市化が進む。本研究では、プノンペンにおけるマーケットの現状と現地の人々の生活の場としての位置付け、また観光資源としての求心力を明らかにする。 9つの主要マーケットに関して、創設年、店舗数、マーケットの特徴を明らかにした。また、アンケート調査により、プノンペンの人々にとって、マーケットが極めて日常的かつ生活に欠かせない大切な存在であると共に、マーケットがプノンペンの街の特徴であると感じていることも分かった。更に、観光客が地元住民との交流や地域の雰囲気に触れられるという理由で、マーケットへの興味が高いこともわかった。   これらから、プノンペンにおけるマーケットは、生活の場として、また、文化資源、観光資源として、非常に重要な存在であると言える。