2021年日本表面真空学会学術講演会

講演情報

環境・エネルギー材料(SU・EN)

[1Ea07-12] 環境・エネルギー材料

2021年11月3日(水) 10:30 〜 12:00 E会場 (直島)

座長:山下 弘巳(大阪大学)

10:30 〜 11:00

[1Ea07] 収着性粘土材料の表面科学と放射性廃棄物処分

*佐藤 久夫1、荒木 優希2 (1. 日本原燃、2. 立命館大学)

モンモリロナイトには、陽イオン交換性と膨潤性がある。膨潤性はin-situ XRDやAFMで定量できるが、陽イオン交換特性は、化学分析でのみ確認される。FM-AFMの新たなその場観察技術は分子スケールで粘土の水和の可視化し、水和量から分配係数がわかるため、核種の収着現象への微視的理解と可視化定量への可能性を広げた。これは安全性の可視化でもあり、発電所廃棄物処分事業の継続に貢献するものと期待される。