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[1Fp11R] STMによるヘリセン誘導体のキラリティーの評価
キラル分子を単一分子レベルで識別することは、不斉合成や生化学反応の詳細の理解に必要不可欠である。本研究では、走査トンネル顕微鏡を用いて、ヘリセン分子と、フェニル基がついたヘリセン分子のキラリティーを、試料電圧依存性を調べることで判別した。ヘリセン分子では、異なるエナンチオマー同士がペアを形成しているが、フェニル基がついた場合、同一のエナンチオマー同士の相互作用が強いことを明らかにした。