2021年日本表面真空学会学術講演会

講演情報

部会

[2Ba02-13] プローブ顕微鏡研究部会「走査プローブ顕微鏡によるナノ計測の最前線」

2021年11月4日(木) 08:45 〜 12:00 B会場 (オリーブ)

座長:長谷川 幸雄(東京大学)、杉本 宜昭(東京大学)

08:45 〜 09:15

[2Ba02] 時間分解静電気力プローブ顕微鏡の3次元展開

*松本 卓也1 (1. 大阪大学大学院)

時間分解静電気力顕微鏡は、触媒、太陽電池、有機デバイス等における電荷の動きを追跡できる重要な手法である。探針同期型の静電気力プローブ顕微鏡を開発し、高い時間分解能で電荷追跡を実現した。有機太陽電池、導電性高分子薄膜の例を紹介する。探針同期法を取ることで、電極電位とプローブ電位を自在に制御することが可能になり、面内異方性や表面垂直方向の電荷移動の追跡が可能になる。3次元方向への展開に関して報告する。