[2P37] 脂質膜界面でのアミロイドβの初期凝集に対する非平衡空間の効果
アルツハイマー病は、脳内の間質液が流動する非平衡開放空間にてアミロイドβ(Aβ)蛋白質が脳細胞表面に凝集・蓄積する特徴を有するが、その機構は未解明な部分が多い。本研究では、毒性が強いオリゴマー状態と細胞膜間の相互作用に着目し、独自に開発した非平衡開放系にて脂質膜界面におけるAβ単分子の挙動を追跡した。本結果より、非平衡開放系のAβ凝集に対する分子科学的寄与と脂質膜上の初期のAβ凝集挙動を提案する。