Japanese society of radiological technology kinki branch

Presentation information

Oral Presentation

Nuclear Medicine

Sun. Jan 21, 2018 2:30 PM - 3:20 PM Room3 (3F)

座長:川口 弘之(住友病院)、川瀬 滋人(京都大学医学部附属病院)

2:40 PM - 2:50 PM

[62] Comparison of quantitative index and SUV in 99mTc-GSA scintigraphy

*永野 琢朗1、中間 翔太1、横井 萌子1、片山 豊1、山永 隆史1、岸本 健治1、市田 隆雄1、小谷 晃平2 (1. 大阪市立大学医学部附属病院、2. 大阪市立大学大学院 医学研究科核医学科)

【目的】現在,SPECT検査においても,PET検査と同様に定量評価が求められている.近年,発売されたSPECT/CT装置では装置固有の機能によりstandardized uptake value:SUVの算出が可能であるが,従来型の装置では算出は不可能である.しかし,解析ソフト「GI-BONE」を用いて,装置毎の Becquerel Calibration Factor:BCF を求めることで従来型のSPECT/CT装置でもSUVを算出することが可能である.肝アシアロシンチグラフィは肝機能の定量的評価に有用な検査であり,術前に行われる肝予備能のシミュレーションなどに適している.定量指標として血中クリアランス指標(HH15)や肝摂取指標(LHL15)などがあり,それらの値はRI投与後のDynamic撮像より求められる.今回,肝アシアロシンチグラフィのSPECT/CTの撮像データより求めた肝臓のSUVとDynamic撮像にて求められたHH15やLHL15などの定量指標に相関関係があるかについて検討を行った.

【方法】当院において,既知の放射能量を投与した肝アシアロシンチグラフィSPECT/CT撮像を施行した症例を対象とした.解析ソフト「GI-BONE」を用いて,肝臓のSUVを算出し,従来より用いられている定量指標HH15,LHL15との相関の検討を行った.

【結果】SPECT/CT撮像より求めた肝臓のSUVは,肝機能指標HH15,LHL15どちらにおいても相関が認められた.肝アシアロシンチグラフィにおけるSUVは,肝機能評価に有用である可能性が示唆された.