第27回近畿臨床工学会

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シンポジウム1

2021年9月25日(土) 12:30 〜 14:00 第1会場 (ZOOM)

座長:杉浦 正人(関西医科大学香里病院 腎臓病センター医用工学室)、藤本 義造(奈良県総合医療センター 臨床工学部)

12:40 〜 12:50

[SY1-2] 若手臨床工学技士の新しい挑戦 ~臨床工学技士のいない病院での勤務を始めて~

*山口 倫也1 (1. 海南医療センター 看護部)

現在、臨床工学技士(以下CE)の活躍の場は病院やクリニックが大多数を占め、企業や教育機関で活躍される方々も存在しております。
その中でも、大多数を占める病院やクリニックで活躍するCEは主に大学病院・国立病院・自治体病院・民間病院で勤務しております。
私自身も病院で勤務するCEであり、H20年4月~令和3年3月まで民間病院で血液浄化業務に13年間携わってきました。
私が民間病院で行っていた業務の大半は維持透析業務であり、空いた時間での機器管理業務を行っておりました。
透析業務では穿刺・返血業務はもちろん、水質管理やPTA、VAエコーによるシャントの形態評価、治療条件の提案を行っておりました。
機器管理業務では医療機器の安全性を担保する事とコスト削減に取り組み、病院経営に携わっておりました。
しかし、令和3年4月より海南医療センターという地方自治体病院で、初めてのCEとして採用して頂き勤務することになりました。
現在は内視鏡業務をメインに機器管理業務(輸液ポンプ、シリンジポンプから)を始めたばかりです。
院内ではCEの独立部門は無く、看護部に所属しております。
民間病院から公的病院に変わり、業務内容も血液浄化業務から内視鏡業務に変わって新鮮な気持ちと就労体制や立場の変化など戸惑う事も多々ありますが、今回の近畿臨床工学会のテーマが【挑戦】という事で、私自身が現在の病院で挑戦している事を話したいと思います。