The 27th Kinki Association for Clinical Engineers

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一般演題

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ME(機器管理)

座長:篠原 智誉(三菱京都病院 臨床工学科)、加藤 慎章(社会医療法人弘道会なにわ生野病院 臨床工学科)

[02-05] 当院における機器管理への取り組み

*木村 賢介1、吉田 豊誠1、白井 千恵美1、高瀬真也1、河内 義昭1、村上 大地1、田中 陽一1、大上 明彦1、田中 朱音1、北山 伸一1 (1. 市立岸和田市民病院)

【背景・目的】当院では、現在1771台のME機器が登録されバーコードで管理している。CEによるME機器の中央管理や修理、また手術室の機器対応などで、院内のME機器はCEが対応と院内に浸透しつつある。看護師は病棟内のME機器の修理や使用方法に関して依頼してくるが、ME登録されていない機器が存在し、機器の対応にCEが困惑するということがある。ME登録されていない機器が存在する理由として、各診療科の医師が、事務局にME機器購入依頼を行い、診療科専用機器として購入したことや、いつ誰が購入した機器かわからないが、病棟に存在している機器があることが推測される。そこでそれらのME機器を登録し管理を行い、また、今後CEが関与していないところでのME機器購入を防ぐことが重要であると考え、取り組みを行なったので報告する。
【方法】各病棟にバーコード管理されていない機器を調査してもらった。調査の結果、管理が必要なME機器を抜粋した。それらを医療機器管理ソフトに登録し、メーカーの取扱説明を受講し、CEから病棟へ取扱い説明を行った。また今後CEが関与していないところで、購入されるME機器を防ぐため、各診療科の医師が事務局にME機器の購入依頼をしてきた時は、CEに相談するよう連携し、ME機器購入に関しては臨床工学部運営委員会で検討する事とした。
【結果】新たに登録したME機器は12機種21台であった。登録したことにより、修理履歴や点検計画表やエンドサポート日など、機器情報が把握できた。ME機器の購入は委員会を通すことで、公平公正、透明性を持って判断できるようになった。
【考察】病棟の機器をME登録したことで、病棟看護師はME機器の故障や相談はCEへと統一できる。またME機器購入の際は、使用用途や汎用性や対抗機種などを考慮し、有効利用や、コスト削減が見込める。