MMIJ Annual Meeting 2014

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一般講演

湿式素材プロセッシング

Thu. Mar 27, 2014 9:30 AM - 12:00 PM 第1会場 大会議室 (An301・302)

司会:村山 憲弘(関西大学)、大上 悟(九州大学)

11:30 AM - 11:45 AM

[21-08] Surface Chemical Modification on Carbon Nanotube and Improvement of Dispersion

原田 大1、上野 智永1、齋藤 永宏1 (1. 名古屋大学)

司会:大上 悟(九州大学)

CNTはその高い機能性から、近年注目を集めている。しかし、コンポジット時の分散性の悪さから、十分な性能が得られないという問題があった。我々は、SP(ソリューションプラズマ)により、官能基をカーボンナノチューブ表面に修飾するという方法に注目した。この方法により、MW(マルチウォール)CNTの分散性の向上に成功した。しかしながら、分散性の向上は、MWCNTの種類によって、効果の違いが現れた。本研究では、SPプロセスの改善を行うことで、様々なMWCNTに対して、化学修飾を行い、分散性の向上を目指す。ソリューションプラズマの電極間距離を変えることで、プラズマの状態が大きく異なり、発生するラジカル種も変化することが知られている。本研究では、ε‐アミノカプロン酸水溶液にMWCNTを加え、電極間距離を1.5 cmと従来の0.5 mmよりも広く設定した条件でSP処理を行った。処理後、吸引ろ過によりCNTの粉末を回収し、純水に加えることで分散性の評価を行った。従来の電極間距離0.5 mmの条件では分散性の向上が見られなかったMWCNTに対しても、電極間距離を大きくすることで分散性の向上が見られた。

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