一般社団法人資源・素材学会 平成26(2014)年度 春季大会

講演情報

企画講演

非鉄製錬における貴金属精製錬とリサイクル

2014年3月27日(木) 13:00 〜 16:55 第1会場 大会議室 (An301・302)

司会:山口 勉功(岩手大学)、武部 博倫(愛媛大学)、丹野 文夫(三井金属鉱業)

15:35 〜 15:55

[22-07] スラグとマットおよびスラグと溶銅間の貴⾦属の分配挙動

山口 勉功1 (1. 岩手大学)

司会:丹野 文夫(三井金属鉱業)

銅製錬における貴金属に関する基礎データとして1300°CでFeOx-SiO2系スラグとFeS-Cu2S系マット間の白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、金の分配を測定した。これら貴金属はスラグに比べ1000倍程度マットに濃縮される。分配比はマット品位が60mass%Cuまではほぼ一定の値を示すが、60mass%Cuを超えると分配比が大きくなる。分配比の挙動は銅のスラグ溶解度と類似しており、貴金属のスラグとマット間の分配比はスラグの銅溶解度と関連している。FeOx-SiO2系スラグと溶銅間の白金、パラジウム、ロジウムの分配比を1300°Cで測定した。スラグと溶銅間の白金、パラジウム、ロジウムの分配比は酸素分圧の増加に伴い、大きくなるという一般的な挙動を示す。酸素分圧の増加に伴い、貴金属の酸化物が安定になるとともに、スラグへの銅の溶解度が大きくなるために、貴金属のスラグへの溶解度が大きくなることに起因していると考える。© 一般社団法人資源・素材学会資源・素材講演集Vol.1(2014)No.1(春・東京)

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