一般社団法人資源・素材学会 平成26(2014)年度 春季大会

講演情報

一般講演

環境

2014年3月27日(木) 13:45 〜 17:15 第4会場 中セミナー室4 (As311・312)

司会:晴山 渉(岩手大学)、里美 知昭(東北大学)、鶴田 猛彦(八戸工業大学)、沖部 奈緒子(九州大学)、鈴木 祐麻(山口大学)

15:00 〜 15:15

[25-14] 嫌気性バイオリアクターによる酸性坑廃⽔処理の検討(現場連続通⽔試験)

濱井 昂弥1、小寺 拓也1、高本 宏介1、小林 幹男1、砂田 和也1、池田 真奈美1、三浦 貴生1、迫田 昌敏1、酒田 剛1、池田 肇1、増田 信行2 (1. 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構、2. 秋田大学)

司会:沖部 奈緒子(九州大学)

JOGMECでは硫酸還元菌(SRB)を含む嫌気性バイオリアクターを活用した低コストの坑廃水処理(パッシブトリートメント)について調査研究を実施しており、酸性坑廃水を対象として現場連続試験を行っている。嫌気性バイオリアクターの主内容物は「もみがら」であり、その他に米ぬか、石灰石が含まれている。処理対象水の水質は、pH:3.5、亜鉛:18 mg/l、銅:8 mg/lであり、カドミウムや鉛も含まれている。平成25年8月から試験を開始し、滞留時間50時間前後で通水しており、冬季にはリアクター内の温度は5°C以下まで低下するが、これまでのところ処理後水中の金属濃度は排水基準を超過することなく安定的に処理が継続し、金属はリアクター内に硫化物として固定されている。本システムの坑廃水処理場への導入課題の一つとして、反応場の温度(低温では処理性が悪化することが想定された)が考えられたが、これまでに一定温度環境(15°C)の室内試験では1年以上処理が継続することを確認しており、今回の現地試験によりさらに低温環境であっても処理が安定して継続する目処が付きつつある。

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