11:10 〜 11:30
[26-02] SCB試験による封圧下での岩⽯の破壊靭性の評価
司会:佐藤 晃(熊本大学)
本研究では,岩石の破壊靭性の封圧依存性について検討するために,0~10 MPaの封圧下において来待砂岩を用いたSemi-Circular Bend (SCB)試験を実施し,モードI破壊靭性の評価を行った。本研究で用いたSCB試験は,前縁が直線の人工き裂を有する半円盤供試体に曲げ荷重を負荷し,試験時に記録された最大荷重および供試体寸法より破壊靭性を評価するものである。この供試体をシリコーンオイルで満たした試験槽内に設置し,オイルの圧力を最大10 MPaまでの種々の封圧条件に設定し,載荷速度0.01 mm/minで試験を実施した。このとき,試験槽内オイルの供試体内部の空隙への侵入を防ぐために,表面および人工き裂内にシリコーン樹脂を塗布した供試体を試験に供した。本試験の結果より,来待砂岩の見かけ破壊靱性は封圧依存性を示し,封圧が上昇するとともに見かけ破壊靭性が増加することを確認した。
講演PDFファイルダウンロードパスワード認証
講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。
現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)
[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください