14:45 〜 15:00
[34-07] BOD計測による低品位炭の酸素吸収速度の評価
司会:村上 進亮(東京大学)
低品位炭の自然発火原因として,低品位炭の酸化過程および蓄熱過程がある。本研究では先行研究に倣い,低品位炭の大気中での酸化過程をBOD(biological oxygen demand)計測により調べた。採取した低品位炭を空気中で乾燥させた試料と,CO2下で乾燥させた試料,および一般炭試料を用意し,それぞれの酸素吸収速度を求めた。その結果,CO2下で乾燥させた試料の酸素吸収速度は,一般炭と同様に低いことがわかった。また,同様の試料を用いた自然発火実験を行った。試料を円筒容器に入れ,下方から一定温度の空気を一定流量で供給し,試料内部が200度に達するまでの内部温度上昇率を調べた。その結果,CO2下で乾燥させた低品位炭は,他の試料に比べ200度に達するまでの時間が長いことがわかった。すなわち,低品位炭のCO2下で乾燥には,自然発火抑制効果があると考えられる。
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