15:45 〜 16:00
[34-10] 簡易型パッシブサンプラーを⽤いた砕⽯場内の⾶散粉じんモニタリング法の基礎的検討
司会:木崎 彰久(秋田大学)
以前から砕石場が抱える環境問題の1つに飛散粉じん問題がある。そのうえ、東日本大震災の復興資材としての砕石需要が急増しているため、津波被災地周辺の砕石場内では、製品生産と作業稼働時間が大幅に増加し、砕石場内の飛散粉じん量も増加している可能性がある。破砕プラントから排出される砕石微粉末が風や積み込みトラック等の移動媒体により、昼夜を問わず飛散することが推察されるため、作業環境や周囲地域への影響が危惧される。本研究では、従来から飛散粉じんモニタリングに利用されているデジタル粉じん計に代わる簡易的な飛散粉じんのモニタリング法として、安価で多点に設置可能なミクロ繊維シート捕集材の捕集面画像認識技術を利用した砕石場内の簡易的な多点モニタリングを実施し、新たな飛散粉じんモニタリング法の有用性について検討した。その結果、飛散粉じんの捕集量と、捕集面写真の画像処理により推定された粉じん捕集量との間には1次回帰の関係が見られ、簡便な画像認識による飛散粉じんモニタリング法としての可能性が示唆された。
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