資源・素材2014(熊本)

講演情報

一般講演

岩石力学・資源開発

2014年9月15日(月) 10:45 〜 16:00 222教室 (熊本大学)

司会:麻植久史(熊大), 佐藤稔紀(JAEA), 笹岡孝司(九大)

11:30 〜 11:45

[A2-4] 瑞浪超深地層研究所の深度500mにおける円錐孔底ひずみ法による初期応力測定結果について

桑原和道1, 高山裕介1, 真田祐幸1, 佐藤稔紀1, 丹野剛男2, 板本昌治2, 加藤春實2 (1.独立行政法人 日本原子力研究開発機構, 2.株式会社 3D地科学研究所)

司会:麻植久史(熊大)

キーワード:高レベル放射性廃棄物, 地層処分, 初期応力, 円錐孔底ひずみ法, コアディスキング

(独)日本原子力研究開発機構では,高レベル放射性廃棄物の地層処分技術に関する研究開発の一環として,岐阜県瑞浪市にて,超深地層研究所計画を進めている。この計画では,地下施設の設計・建設に必須の情報である岩盤の初期応力状態を把握するために,第1段階(地表からの調査予測研究段階)においては水圧破砕試験およびコアを用いた初期応力測定を実施した。そして,第2段階(研究坑道の掘削を伴う研究段階)では,これまで,深度100m,200m,300mの各坑道において原位置応力測定(主に円錐孔底ひずみ法)およびコアを用いた初期応力測定(主にAE/DR法,DSCA法)を実施した。今回実施した深度500mにおける測定結果では,水平面内における最大主応力方向はN-S方向で第1段階の測定結果および第2段階の測定結果とほぼ一致していることが分かった。また,応力値についても既報の結果と整合的であることが確認できた。深度500mの坑道において,2本のボーリング孔を掘削し,円錐孔底ひずみ法による初期応力測定を実施した。深度500mにおける測定結果およびこれを用いた数値解析を行い,コアディスキングの発生条件について検討した。本稿ではこれらの結果について報告する。

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