資源・素材2014(熊本)

講演情報

一般講演

高温素材プロセス・新素材

2014年9月15日(月) 10:45 〜 15:15 225教室 (熊本大学)

司会:齊藤敬高(九州大学), 宇田哲也(京都大学), 高須登実男(九工大)

10:45 〜 11:00

[B2-1] 溶融CaCl2中における粉末状SiO2電解還元の反応機構と反応速度論的解析

楊肖1, 安田幸司1,2, 野平俊之1, 萩原理加1, 一坪幸輝3, 増田賢太3, 本間敬之4 (1.京都大学大学院エネルギー科学研究科, 2.京都大学環境安全保健機構, 3.太平洋セメント株式会社中央研究所, 4.早稲田大学理工学術院)

司会:齊藤敬高(九州大学)

キーワード:太陽電池,Si,溶融塩,電解

講演者らは、新たな太陽電池級Si製造法の開発を目的とし、溶融CaCl2中における粉末状SiO2の直接電解還元に関する研究を行ってきた。本研究では、底部に導電体を配した小型るつぼ中へ高純度粉末状SiO2を充填して作用極とし、定電位電解で得られたサンプルを分析することで、還元機構と還元速度について考察した。反応界面の観察により、還元は導電体近傍のSiO2粒子から遠方の粒子へ、また粒子の表面から内部へと順に進行することが確認された。さらに、電解前後の試料重量の変化を測定し、陰極における底部導電体の幾何面積当たりの還元電流密度を計算したところ、電解初期(20分)において約0.7 A cm-2であることがわかった。この結果から、溶融CaCl2中における固体SiO2の直接電解還元は、新たな太陽電池級Si製造法として十分に高い生産性を有するものと期待される。

講演PDFファイルダウンロードパスワード認証

講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。

現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)

[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください

パスワード