自然由来汚染土壌の取り扱いを改めて考える

[C1-10] 酸化マグネシウムによる重金属類汚染土壌の不溶化処理

^○鈴木祐麻¹, 新苗正和¹, 中田英喜², 藤井啓史², 橋本秀久³, 田村繁雄³ (1.山口大学大学院, 2.宇部興産(株), 3.(株)東洋スタビ)

司会:白鳥寿一(東北大)

キーワード：重金属類汚染土壌, 自然由来, 不溶化処理, 酸化マグネシウム, 長期安定性, 実証実験

重金属類を難水溶性の化学形態にすることで土壌からの溶出を抑制する不溶化処理は、掘削除去に比べて迅速かつ低コストな処理方法として着目されている。本研究では、酸化マグネシウム（MgO）を不溶化剤として使用した際の鉛、ヒ素（V）およびの不溶化効果の長期安定性に関する基礎的な知見を蓄積することを目的として，不溶化メカニズムの解明、バッチ実験による長期安定性の簡易評価を行った。さらに、自然由来の実汚染サイトでの実証実験を通して、本不溶化剤の適用性について検討した。