資源・素材2014(熊本)

講演情報

若手ポスター発表

リサイクリング

2014年9月15日(月) 16:00 〜 17:30 工学部百周年記念館 (熊本大学)

16:00 〜 17:30

[PY-14] 食品廃棄物の未利用機能を活用した燃料電池向けの電解質膜の開発

可知佳晃, 小西那奈, 小林周平, 谷藤尚貴 (米子工業高等専門学校)

キーワード:食品廃棄物, 燃料電池, 卵

食品廃棄物である卵殻膜の微細な繊維構造に着目した従来に無い応用方法として燃料電池の電解質膜へ応用を試みた結果,発電特性を示す機能性膜材料が創製できたので報告する.
日本における鶏卵の消費量は約320個(個/人・年)であり,約20万tの卵殻が廃棄されている.そのうち工業生産で廃棄された10%についてのみ効率的な再利用が行われている.さらに,その利用についても卵殻の成分である炭酸カルシウムやアミノ酸のみにしか焦点を当てておらず,卵殻が本来有する卵の中身を守る機能を活用した材料の開発は行われていない.
そこで我々は,新しい材料を創製する目的で卵殻の中でもタンパク質の薄膜である卵殻膜に着目した.そして,この膜を燃料電池の電解質膜として応用しようと考えた.燃料電池は化学物質の有するエネルギーを直接電気エネルギーとして取り出すことが出来るために,効率の良い発電デバイスであり,現在盛んに研究が行われているが,実用化の目処が立つ材料が完成していない.我々はタンパク質の薄膜が,現在の電解質膜の問題であるクロスオーバーやプロトン伝導による発熱由来の性能低下を防ぐ材料になると考え各種試験を行った,

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