13:00 〜 13:15
[1311] 吸着層工法に不溶化資材を施工する場合の課題について(資材への汚染水遭遇時期と吸着性能変化に関する予備実験結果)
環境
司会: 和嶋 隆昌 (千葉大学)
キーワード:汚染土壌対策, 重金属処理, 吸着層工法, 待ち受け工法, 吸着, 不溶化, 性能変化
トンネル掘削や建設工事等によって発生する自然由来の重金属汚染土壌の処理方法として、盛土構造内に汚染土壌を封じ込め、降雨が浸透する過程での汚染された浸透水を下部に設置した吸着層で浄化する吸着層工法(待ち受け工法)が採用されている。
近年この工法に使用する薬剤として、待ち受け工法用に設計された吸着資材ではなく、本来は汚染土壌の全量不溶化処理に使用する不溶化資材が転用施工されている場合が認められる。
不溶化資材は待ち受け工法用に使用される吸着資材と比較してコストが安く、一般に行われる性能評価試験によれば、吸着資材と同等以上の評価結果を得ることも可能ではあるが、実施工においては、降雨量の変動に対する対応、環境変化に対応した吸着層の性能維持に関して課題を残していると考えられる。
本研究では、これらの課題に対して、ラボ実験による吸着性能試験と待受け性能試験により、不溶化資材の反応特性を調査し待ち受け工法で使用可能な薬剤であるかどうかに焦点を当てて予備実験を行った。その結果、各要素について有用な結果が得られたのでここに報告する。
近年この工法に使用する薬剤として、待ち受け工法用に設計された吸着資材ではなく、本来は汚染土壌の全量不溶化処理に使用する不溶化資材が転用施工されている場合が認められる。
不溶化資材は待ち受け工法用に使用される吸着資材と比較してコストが安く、一般に行われる性能評価試験によれば、吸着資材と同等以上の評価結果を得ることも可能ではあるが、実施工においては、降雨量の変動に対する対応、環境変化に対応した吸着層の性能維持に関して課題を残していると考えられる。
本研究では、これらの課題に対して、ラボ実験による吸着性能試験と待受け性能試験により、不溶化資材の反応特性を調査し待ち受け工法で使用可能な薬剤であるかどうかに焦点を当てて予備実験を行った。その結果、各要素について有用な結果が得られたのでここに報告する。
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