資源・素材2015(松山)

講演情報

企画講演

資源探査と大規模データプロセッシング

2015年9月9日(水) 09:45 〜 12:00 第3会場 (EL23)

司会:木崎彰久(秋田大学), 桑谷立(海洋研究機構)

11:45 〜 12:00

[2308] 周波数可変型電気探査法による南大東島の帯水層抽出

麻植久史1, 小池克明2, 嶋田純3 (1.京都大学大学院工学研究科 社会基盤工学専攻 インフラ先端技術共同研究講座, 2.京都大学大学院工学研究科 都市社会工学専攻 地殻環境工学講座, 3.熊本大学大学院自然科学研究科)

司会:桑谷立(海洋研究機構)

キーワード:地下水, 島嶼地域, 比抵抗, 変動係数, 水資源

沖縄県の離島のような亜熱帯島嶼地域においては,河川がほとんど無く,海水混入などもあり,水資源の確実な保全が急務となっている。これを解決するためには,持続的地下水利用システムが必要となるが,これには帯水層構造把握が不可欠である。そこで本研究では,地下水分布の抽出が可能である周波数可変型電気探査法を適用して,沖縄県南大東島における詳細な帯水層構造の解明を試みた。測定対象地域として,南大東島の東部にある150 m×105 m程のさとうきび畑を選びんだ。この地域において,150 m測線3本と105 m測線3本を格子状に配置し,探査深度を支配する電極間隔を5 mと10 mの2通りに設定した。また,石灰岩の風化土という地表地質条件を考慮して,測定周波数は15~45 Hzと設定した。結果として,対象地域の中央において地下水面が低下する傾向が確認でき,深度15m程に存在する3次元的な地下水面の推定できた。この結果は地下水ボーリングデータと調和的であり,島嶼地域における帯水層構造抽出が可能となった。


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