資源・素材2015(松山)

講演情報

若手ポスター発表【コアタイム】

高温素材プロセッシング

2015年9月8日(火) 16:00 〜 17:30 メディアホール (愛媛大学)

[PY-07] PbBr2-KCl系溶融塩と溶融鉛間の銀の分配比

川村茜1, 岩渕仁那2, 関本英弘2, 山口勉功2 (1.岩手大学大学院, 2.岩手大学)

キーワード:鉛熔錬, 銀, 分配係数

近年、非鉄製錬では有価金属のリサイクルのため、難燃剤として臭素が含まれている廃基板類が処理されている。廃基板処理量の増加に伴い、炉内で臭素等のリサイクル原料由来の元素と金属が反応して臭化物及び塩化物といったハロゲン化物を含む溶融塩の発生が確認されている。ハロゲン化物を含む溶融塩が発生した場合、銀など有価金属の分配挙動が変わる可能性がある。しかし、溶融塩を含む系における貴金属の分配挙動に関する報告例はない。そこで本研究では鉛製錬の基礎データとして、臭化鉛-塩化カリウム系溶融塩と溶融鉛間における銀の分配比を973Kで測定した。 本研究では溶融塩と銀の分配比LAgsalt/Pbを(mass%Ag in salt) / [mass%Ag in Pb]で定義した。銀の分配比は溶融塩の組成によって変化し、0.06~0.09程度を示した。銀の回収を考える上で溶融塩相の生成には注意を払う必要がある。


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