MMIJ 2015,Matsuyama

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若手ポスター発表【コアタイム】

湿式素材プロセッシング

Tue. Sep 8, 2015 4:00 PM - 5:30 PM メディアホール (愛媛大学)

[PY-24] Effect of the stirring between the electrode in the electrorefining using the high impurities copper anode

鈴木誉也1, 川村茂1, 芳賀一寿1, 高崎康志2, 柴山敦2 (1.秋田大学 大学院 工学資源学研究科, 2.秋田大学 国際資源学部)

Keywords:電解精製, 不働態化, 銅イオン拡散

近年、廃電子基板など有価金属を含んだリサイクル原料の処理量は増加しており、金属リサイクルにおいて製錬所が果たす役割はますます重要になっている。これらリサイクル原料や精鉱中の不純物含有量は増加傾向にあり、製錬所においては不純物の制御が困難になってきている。例えば銅製錬の電解精製プロセスでは、粗銅中の不純物含有量の増加はアノードの不働態化の要因の一つとなる。したがって、不純物含有量の多い粗銅を用いた電解精製における電解挙動を調査し、不働態化を抑制する電解技術を開発することは重要である。本研究では不働態化の要因となる元素としてAgに着目し、Ag含有量の高い高不純物粗銅を用いた電解試験を行った。さらに、電極間に撹拌棒を入れ電解液を撹拌することにより銅イオン拡散力を向上させ、極板間の銅濃度をより均一にすることで不働態化の抑制を目的とした実験も行った。その結果、Ag含有量が高い粗銅を用いて電極間の電解液を撹拌することで不働態化を抑制することが出来た。これらの結果から、銅イオンの拡散を向上させることは不働態化の抑制に非常に有効であることが改めて見出された。


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