資源・素材2015(松山)

講演情報

若手ポスター発表【コアタイム】

資源開発技術

2015年9月8日(火) 16:00 〜 17:30 メディアホール (愛媛大学)

[PY-77] 下水汚泥に対するメタン発酵において 塩化ナトリウムの添加がメタン生成とメタン菌の増殖にもたらす影響

井上修太1, 楠田啓1, 日下英史1, 陳友晴1, 馬渕守1 (1.京都大学 大学院 エネルギー科学研究科)

キーワード:anaerobic digestion, sodium chloride, sewage sludge

本研究では下水汚泥に対するメタン発酵において、塩化ナトリウムがメタン生成とメタン菌増殖にもたらす影響を検討した。メタン発酵は、バイオマス系廃棄物を嫌気性細菌のはたらきによって分解し、エネルギー源となるバイオガスを発生させるプロセスである。再生可能エネルギー源の一つとして注目されているが、処理時間が長時間であること等が大きな課題となっている。特に産業廃棄物の20%を占めている下水汚泥は、無機物を多く含む上にメタン発酵の阻害物質であるアンモニア濃度が高いためメタン発酵が本格的に普及していない。ゆえに、本研究では下水汚泥に対するメタン発酵の高効率化を目的として塩化ナトリウム添加の影響を検討した。塩化ナトリウムは、易分解性基質の食品廃棄物に対するメタン発酵においてはメタン生成を促進させることが知られている。そこで本研究では、回分培養試験にて下水汚泥に対するメタン発酵においてメタン生成が促進される塩化ナトリウムの添加条件の検討とともに、寒天培地混釈法を用いた生菌数計測によって塩化ナトリウムがメタン菌の増殖にもたらす影響を検討した。


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