資源・素材2015(松山)

講演情報

若手ポスター発表【コアタイム】

資源開発技術

2015年9月8日(火) 16:00 〜 17:30 メディアホール (愛媛大学)

[PY-80] インドネシアの露天掘り石炭鉱山における PAF廃石の堆積場への適用に 関する基礎的研究

石松紘宇1, 松本親樹1, 島田英樹1, 笹岡孝司1, 一ノ瀬政友2 (1.九州大学, 2.都市基盤・環境・資源センター)

キーワード:酸性鉱山廃水, 廃石分類, 硫黄, 炭酸塩鉱物

インドネシアの露天掘り石炭鉱山では操業に伴い発生する酸性鉱山廃水(Acid Mine Drainage;以下AMD)が問題となっている。現在、同国においてはAMDの対策法として覆土工法が広く利用されている。本工法では、廃石を地化学試験により酸性水を発生するPAF(Potentially Acid Forming)廃石とその他のNAF(Non Acid Forming)廃石に分類し、PAF廃石の上部にNAF廃石を覆土することでAMDを抑制する。しかし、NAF廃石が不足した現場において本工法を適用することは困難である。本問題に対して、PAF廃石の一部の覆土層への適用を試みた例は報告されているが、覆土層へ利用可能なPAF廃石の分類方法は未だ確立されていない。よって本研究では覆土層へ適用可能なPAF廃石の分類方法を確立することを目的とし、インドネシアの石炭鉱山において採取した岩石試料に対して各種地化学試験を行った。結果より、易溶な硫黄の存在割合が高く炭酸塩鉱物の含有率が高いPAF廃石は短期間にAMDの発生が終了し、かつAMD発生の際に中和作用が働くため、覆土層への利用が可能であると示唆された。


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