一般社団法人資源・素材学会 平成28(2016)年度 春季大会

講演情報(2016年2月29日付)

一般講演

資源開発技術

2016年3月29日(火) 09:30 〜 12:00 第5会場 (東京大学)

司会:木﨑彰久(秋田大学), 濱中晃弘(室蘭工業大学)

09:30 〜 09:45

[2501] 石炭ブロックを用いた石炭地下ガス化模型実験によるガス化効率の評価

濱中晃弘1, 板倉賢一1, 蘇発強1, 高橋一弘1, 佐藤孝紀1, 児玉淳一2, 出口剛太3 (1.室蘭工業大学, 2.北海道大学, 3.地下資源イノベーションネットワーク)

司会:木﨑彰久(秋田大学)

キーワード:石炭地下ガス化、発熱量、燃焼領域、ガス化効率

石炭地下ガス化(Underground Coal Gasification: UCG)は,石炭層に注入孔および生産孔のボーリングを穿ち,地下の未利用石炭資源を原位置で燃焼・ガス化させることで,地表で一酸化炭素,水素,メタンを主成分とする可燃性ガスを回収する技術である。本研究では,今後予定される原位置でのUCG実験や実証試験に向けた各種データを収集するために露天炭鉱で採取した石炭ブロックにより幅0.60 m,長さ2.74 m,厚さ0.55 m のUCG模型を作製し,UCG模型実験を実施した。本実験では、実験試料を2区間に分け、第一区間では孔底の形状が異なる2種類の同軸方式UCG実験を,第二区間ではリンキング方式のUCGを実施した。各実験における実験継続時間および生成ガスの平均発熱量はそれぞれ23時間(4.68 MJ/Nm3),51時間(4.75 MJ/Nm3),111時間(7.78 MJ/Nm3)であり,同軸方式UCGのガス化効率を向上させるための燃焼領域の拡大や生成ガスの発熱量の改善などの必要性が示唆された。

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