一般社団法人資源・素材学会 平成28(2016)年度 春季大会

講演情報(2016年2月29日付)

一般講演

高温素材プロセッシング

2016年3月29日(火) 09:15 〜 12:00 第7会場 (東京大学)

司会:齊藤敬高(九州大学), 谷ノ内勇樹(東京大学)

11:30 〜 11:45

[2709] 二塩化チタンを経由するチタンの新規電解採取法に関する基礎研究

隅内亮太1, 西田吉和2, 不破章雄3 (1.早稲田大学大学院 創造理工学研究科 地球・環境資源理工学専攻, 2.早稲田大学 創造理工学部 環境資源工学科, 3.早稲田大学 理工学術院)

司会:谷ノ内勇樹(東京大学)

キーワード:チタン, 溶融塩電解

現行のチタン製錬法であるクロール法は、バッチ式操業であるために生産速度が遅い、エネルギーを大きく消費するなどのデメリットを有しており、チタンの新製錬プロセスの開発は重要な課題となっている。そこで我々は溶融塩電解プロセスに着目した。本研究では700℃のNaCl-KCl混合溶融塩中で、TiCl4気体と反応媒体兼カソードである金属チタンとの反応によりTiCl2を連続的に生成させ、それと同時に電解採取を行った。その結果、粒状およびデンドライト状の金属チタンをカソード上に電析できた。

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