11:00 〜 11:25
[2706] マイクロバブル浮選法による銅鉱石中のヒ素成分の除去
司会: 松岡光昭(早稲田大学)
キーワード:銅精鉱、砒素、マイクロバブル浮選、メカノケミカル、ゼータ電位
近年、高品位鉱床の枯渇に伴い、処理する鉱石も低品位化、複雑化の一途を辿っている。その中でも、特に複雑硫化鉱あるいはその精鉱中に含まれる有害微量成分の含有率上昇がクローズアップされており、選鉱・製錬工程での効率的な除去あるいは低減化が喫緊の課題として挙げられている。従来技術では、有用成分の回収率向上を目的とした選鉱フローシートのため、不純物鉱物を選択的に除去できるものではないことも一因である。以上のようなことより、当研究室では、硫化鉱の精鉱から不純物であるヒ素成分を選鉱学的手法により低減化することを目的に、新規選鉱技術を含めた新しい選鉱プロセスの提案を行っている。特に今回は、湿式再磨鉱工程の表面メカノケミカル反応を利用し、ヒ素鉱物を選択に酸化処理を施してマイクロバブル浮選にてこれを浮上分離する手法について概説する。
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