一般社団法人資源・素材学会 平成29(2017)年度春季大会

講演情報(2017年2月23日付)

一般講演

環境

2017年3月29日(水) 13:00 〜 17:00 第3会場 (6号館 3階 635講義室)

司会: 大川浩一(秋田大学),鈴木祐麻(山口大学),和嶋隆昌(千葉大学)

13:15 〜 13:30

[3311-24-02] 日本国内に見られる飽和の無機土壌および有機土壌における1,4-ジオキサン、トリクロロエチレン、ベンゼンの二次元的な移動特性の解明

中村 公亮1、中村 謙吾1、駒井 武1 (1. 東北大学)

司会: 大川浩一(秋田大学)

キーワード:1,4-ジオキサン、土壌汚染

有毒な揮発性有機化合物である1,4-ジオキサン(DO)、トリクロロエチレン(TCE)、ベンゼンによる複合的な土壌汚染に対する簡易調査法の開発に貢献することを目的とし、不飽和の無機土壌と有機土壌におけるDO、TCE、ベンゼンの二次元的な移動特性について検討した。土壌におけるDO、TCE、ベンゼンの二次元的な移動を模擬するためには、横幅300 mm×縦幅200 mm×奥行25 mmの空間を有する土槽を用いた。土壌試料には、無機土壌として風乾の豊浦標準砂に超純水を加水して含水比を17.8%に調整したもの、有機土壌として風乾の黒土を用いた。DO、TCE、ベンゼンは超純水で希釈し、汚染水の形で土槽の底から注入することで不飽和土壌に浸透させた。時間経過がDO、TCE、ベンゼンの移動に及ぼす影響についても検討するため、土槽のまま飽和から一定日数だけ静置した。土槽にある土壌試料を横方向に3分割、縦方向に4分割して12点の土壌試料を採取し、各点についてDO、TCE、ベンゼンの濃度を求めた。今後、得られた濃度分布の時間変化から、汚染物質の移動特性について検討していく。

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