資源・素材 & EARTH 2017(札幌)

講演情報(2017年8月24日付)

企画講演(Special Session)

岩盤工学・採掘技術に関する研究の動向と新たな展開(Recent trend and advancement in mining and rock engineering)

2017年9月28日(木) 11:00 〜 12:00 第3会場 B31 (B3棟1階/Fl.1.,Build. B3)

司会:鴨志田直人(岩手大学)
Chairman: Naoto Kamoshida (Iwate University)

11:45 〜 12:00

[3301-04-04] 粘土を含む水が流れる環境下での破壊した花崗岩における透水性の変化

○奈良 禎太1、加藤 昌治2、岡崎 勇樹3、河野 勝宣3、福田 大祐2、佐藤 努2、佐藤 稔紀4、高橋 学5 (1. 京都大学、2. 北海道大学、3. 鳥取大学、4. 日本原子力研究開発機構、5. 産業技術総合研究所)

司会:鴨志田直人(岩手大学)
Chairman: Naoto Kamoshida (Iwate University)

キーワード:透水係数、破壊、粘土、花崗岩

本研究では,粘土および破壊した岩石の透水係数を,透水試験を用いて調べた.特に,粘土の透水係数を求め,さらに粘土がき裂を充填する場合に透水係数がどのように変化するかを,粘土を含む水を花崗岩に流し続けることによって調べた.その結果,粘土(主成分はイライト)の透水係数は,インタクトな花崗岩より1オーダー程度高く,巨視き裂を含む花崗岩よりは3~4オーダー低い値となり,粘土層を含む花崗岩と同程度の値となった.このことより,巨視き裂を充填する物質の性質が,巨視き裂を含む結晶質岩石の透水係数を決定すると考えられる.また,粘土を含む水を流し続けると,時間の経過とともに,岩石の透水係数が低下する様子が示された.これより,粘土の沈殿によりき裂が充填されることによって,透水係数が低下するということが示された.

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