15:30 〜 17:30
[PY1-15] 低結晶性二酸化マンガンによる廃水中のカドミウム除去特性の把握
キーワード:酸性坑廃水、カドミウム、低結晶性二酸化マンガン、表面錯体、XAFS
カドミウムは、日本国内のいくつかの酸性坑廃水中への含有が認められており、その安心かつ経済的な処理法が引き続き求められている。一般にカドミウムの処理はアルカリ剤を添加し水酸化物として沈殿させ、その後、逆中和をする必要があるため、工程が多くコスト高であるという課題がある。そのため、逆中和などの工程を必要としない中性領域での除去法の確立が求められている。
本研究では、カドミウムを中性領域で除去するために、低結晶性二酸化マンガンを作成して、その除去特性を把握した。低結晶性二酸化マンガンは、pH9で作成した水酸化マンガンに硝酸を添加することによって酸化させて得た。実験結果より、低結晶性二酸化マンガンは中性領域にてカドミウムを除去する能力を有することが確認された。XRD分析及びXANES解析より、低結晶性二酸化マンガンは、δ-MnO2であると同定された。また、XANES及びEXAFS解析よりカドミウムの除去機構は低結晶性二酸化マンガン(δ-MnO2)との表面錯体形成によりなされていることが確認された。
本研究では、カドミウムを中性領域で除去するために、低結晶性二酸化マンガンを作成して、その除去特性を把握した。低結晶性二酸化マンガンは、pH9で作成した水酸化マンガンに硝酸を添加することによって酸化させて得た。実験結果より、低結晶性二酸化マンガンは中性領域にてカドミウムを除去する能力を有することが確認された。XRD分析及びXANES解析より、低結晶性二酸化マンガンは、δ-MnO2であると同定された。また、XANES及びEXAFS解析よりカドミウムの除去機構は低結晶性二酸化マンガン(δ-MnO2)との表面錯体形成によりなされていることが確認された。
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