9:15 AM - 9:30 AM
[2501-10-01] Dependence of CO2 Partial Pressure on Oxidative Dissolution of Tungsten Metal in Molten Na2CO3
司会:永井 崇(千葉工業大学)
Keywords:Tungsten, Molten Salt, Recycle
本研究では、超硬工具に含まれる炭化タングステンから、タングステンをリサイクルする新たな手法を提案している。タングステンの酸化溶解反応に溶融Na2CO3を用いることで、従来法とは異なりNOxなどの有害ガスを発生させず、かつO2ガスおよびCO2ガスの分圧により反応制御が可能であるという特徴を有する。今回は、基礎研究として、タングステンカーバイドに先立って金属タングステンを試料に用いて実験を行った。1173 KのAr–O2–CO2雰囲気下において、溶融Na2CO3の液層深さと金属タングステンの酸化溶解速度との関係を測定した。その結果、いずれのCO2分圧下においても、溶融Na2CO3の液層深さが浅いほどタングステンの酸化溶解は高速であった。また、酸化溶解速度は、CO2分圧に対して負の相関を示した。得られた結果を基に、酸化溶解に関わるイオン種など、反応メカニズムに対する考察を行ったので報告する。
講演PDFファイルダウンロードパスワード認証
講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。
現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)
[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください