資源・素材2018(福岡)

講演情報(2018年7月31日付 確定版)

企画講演

低炭素社会構築のためのCCS(3)

2018年9月10日(月) 15:55 〜 17:15 第5会場 (A棟 2階 A22講義室)

司会:佐々木 久郎(九州大学)

16:55 〜 17:15

[1507-10-04] CCSに対する流体流動-力学連成解析結果における入力物性値の感度評価

○清水 悠太郎1、村田 澄彦1 (1. 京都大学大学院 工学研究科)

司会:佐々木 久郎(九州大学)

キーワード:CCS、流体流動ー力学連成解析

CCSによって貯留層内の空隙圧力が上昇すると地表面の隆起等の問題が引き起こされる場合がある.そのため,CCS実施前には流体流動-力学連成解析によって安全性を確認する作業が必須である.しかしながら,解析に用いられる貯留層の物性値はコア試験などから推定したものであり,実際の貯留層の物性値に対して誤差が生じることは避けられない.そこで,本研究ではアルジェリアのIn Salahガス田でのCCSプロジェクトを模したモデルを用いて,貯留層物性値の感度評価を行った.具体的には,文献値を参考にして設定した物性値を用いた基本ケースと,基本ケースの物性値に対して±10%および±20%の変化を与えた各ケースで得られた地表面の鉛直方向変位を比較した.その結果,貯留層の浸透率の誤差が解析結果に及ぼす影響が大きいことがわかった.

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