資源・素材2018(福岡)

講演情報(2018年7月31日付 確定版)

一般講演

湿式素材プロセッシング・新材料(2)

2018年9月12日(水) 13:00 〜 14:15 第1会場 (A棟 1階 A11講義室)

司会:川口 健次(同志社大学)

13:45 〜 14:00

[3107-11-04] H2SO4-CuSO4-NiSO4系電解液中におけるPb-Sn-Ca系鉛合金のアノード反応に対するアンチモンの影響

○菅原 創1、関本 英弘2、岩渕 仁那2 (1. 岩手大学大学院 総合科学研究科、2. 岩手大学 理工学部)

司会:川口 健次(同志社大学)

キーワード:銅、電解採取、リサイクル、アノードスケール

銅の電解採取は、Pb-Sn-Ca系鉛合金を不溶性アノード、銅種板またはステンレス鋼板をカソードとし、H2SO4-CuSO4系電解液中で定電流を通じることで行われる。電解中、鉛合金表面には、αPbO2とβPbO2から成るアノードスケールが生成する。これが剥離すると、アノードとカソード間での短絡や、銅カソード中の鉛濃度の上昇に繋がる。したがって、電解中の鉛合金表面のアノードスケールの剥離は避けなければならない。このためには、生成するスケールの特性と剥離のメカニズムを知ることが重要である。本研究では、電流密度や電解液中のアンチモンがアノードスケールの生成と剥離にどのような影響を与えるか、定電流電解によって調べた。結果、電解液中にSb(III)が添加されると、アノード電位が上昇し、Sb2O5が生成することがわかった。また、Sb2O5は電解中に容易に剥離することが確認できた。

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