高温素材プロセッシング

[2P0137-46-04] Ir含有複合酸化物の作製とその塩酸への溶解挙動

○山田 翔太¹、小林 悠人¹、永井 崇¹ (1. 千葉工業大学)

キーワード：リサイクル、イリジウム

イリジウム(Ir)は化学的に極めて安定であるため、王水や塩素ガスを吹き込んだ塩酸といった強力な酸化剤を含む酸を使用しても酸溶解が難しい。しかし、一般的に、使用済み製品からIrをリサイクルするには、イリジウムを酸溶解する必要がある。Irなどの白金族金属は、複合酸化物化することで、塩酸などの酸化剤を含まない酸に溶解する可能性がある。本研究では、Irをバリウム(Ba)とともに複合酸化物化することによって、Ir-Ba系の複合酸化物を作製し、その塩酸への溶解挙動を調査した。