資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

企画講演

最近の採掘技術に関するトピック

2019年9月24日(火) 09:00 〜 12:00 第2会場 (C1 1階 講義室2(173))

司会:高木 裕治(石灰石鉱業協会)、笹岡 孝司(九州大学)

10:05 〜 10:25

[1K0201-08-04] ヒューマンエラーの低減を目指した新しい危険予知活動への取り組み

○牧野 帆乃香1、小川 智史1、山田 修一郎1、梅田 知佳2、吉田 邦彦2 (1. 菱光石灰工業株式会社、2. 三菱マテリアル株式会社)

キーワード:保安、労働災害、ヒューマンエラー、危険予知、性格診断

ヒューマンエラーの削減と類似重篤災害の撲滅をねらいとした「危険予知(KY)支援システム」について、そのプロトタイプの構築と試運用を行った。本システムは、各人の特性(性格、運動機能等)が関与するKYにおける“見逃しリスク”を、過去災害やヒヤリハットなどの膨大なリスクデータベースを基に補完し、客観的なKYを支援する。
 当システムのプロトタイプはエクセルで簡易的に構築し、過去災害事例を分析した災害データベース、個人特性情報を収集した個人特性データベース、出力データを選択する検索エンジンで構成される。出力されるデータは作業者用・監督者用の二種類があり、いずれも災害の重篤度が高く優先的に対処すべき作業リスクを出力する。
 プロトタイプを社員42名に対し試運用し、システム利用によるKY能力の変化を検証した。これにより、具体的なシチュエーションを想定したKY内容への変化や、重大リスクへの新たな気づき等が見られ、質と量の両面でKY能力向上が確認された。
 今後は自動構築により災害データベースの充実を検討する。機能拡充等も含め、早期実用化に向け取り組むこととしている。

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