資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

企画講演

粉体精製技術が関わる最近の研究動向

2019年9月24日(火) 13:00 〜 16:55 第10会場 (C3 1階 講義室3(b1S02))

司会:晴山 渉(岩手大学)、芳賀 一寿(秋田大学)

13:05 〜 13:50

[1K1001-05-01] 微粉体の諸現象と関連技術

○松坂 修二1 (1. 京都大学)

キーワード:微粉体、振動、静電気

粉体の微粒子化の長所は,単位質量あたりの表面積を増加させて,使用する粉体量を減少させながら表面を効率的および効果的に利用するところにある。しかし,比表面積を大きくすると重力よりも付着や凝集の影響が強くなり,流動性が低下する。粉体の操作性を改善するには,付着力に対抗できる外力を加え続ける必要がある。外力を連続して加えるには,振動の利用するのがよい。このほかに,流体抵抗を利用することも可能であるが,プロセスによっては流体抵抗が使えないこともある。例えば,減圧下では流体抵抗はあまり期待できず,真空下では役に立たない。一方,場の力を利用すると,粒子に触れることなく外力を加えることは可能である。代表例としては,電場の利用が挙げられる。粒子に電荷を付与すれば,静電気力を利用して,真空下でも粒子の運動を非接触で制御できる。本講演では,機械的外力として振動を,非接触の外力として静電気力を取り上げ,それぞれに関係する興味深い粒子挙動の事例および活用法を紹介する。

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