資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

若手ポスター発表 ショート講演

地球・資源分野ショート講演

2019年9月25日(水) 09:30 〜 11:16 第1会場 (C1 1階 講義室3(172))

10:44 〜 10:52

[2K0101-12-09] バンドン盆地周辺の地熱地域における3Hと129Iを用いた地熱流体の起源と滞留時間の推定(発表者:修士課程)

○犬飼 郁也1、柏谷 公希1、ユディ ラハユディン1、リオスターンティエカ マヤンダリ1、松崎 浩之2、小池 克明1 (1. 京都大学、2. 東京大学)

キーワード:地熱流体、トリチウム、放射性ヨウ素同位体

持続可能な社会の実現に向けて再生可能エネルギーの活用促進が求められており,地熱エネルギーは最も有望な再生可能エネルギーの一つである。貯留層中の地熱流体を利用する地熱発電は,天候や時間帯に左右されることなく安定して電力を供給することが可能であるが,地熱流体の供給量を大きく上回って蒸気の産出を続けると貯留層の圧力が低下し発電が困難になる。一方で,地熱流体となる水の涵養が多い場合には貯留層の圧力が低下しにくく,長期にわたって蒸気を取り出せるなど,地熱システムにおける地熱流体の起源や循環状態の理解は地熱エネルギーを持続的に利用する上で役立つ。そこで本研究ではインドネシア,ジャワ島西部のバンドン盆地周辺の地熱地域に分布する地熱流体の起源と滞留時間を明らかにすることを目的とした。温泉,地熱生産井,河川で採取した水試料を対象に水の水素酸素同位体比,トリチウム濃度,放射性ヨウ素同位体比などの分析を行っており,発表では分析結果に基づいてこれら地熱地域における熱水の起源と滞留時間について議論する。

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