資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

若手ポスター発表 ショート講演

プロセス・素材分野ショート講演3

2019年9月25日(水) 09:30 〜 11:24 第7会場 (C1 3階 大会議室(314))

09:54 〜 10:02

[2K0701-13-04] 1573 K におけるFeOx-CaO-SiO2系スラグと溶銅間アンチモンの分配挙動とAl2O3が及ぼす影響(発表者:修士課程)

○横山 博之1、山口 勉功1 (1. 早稲田大学)

キーワード:乾式製錬、銅製錬、分配比、Sb2O3

近年、銅精鉱中の銅品位の低下からリサイクルが推進されてきていることにより、銅製錬で様々なリサイクル原料が処理されている。その中で、アンチモンは主に難燃剤成分としてリサイクル原料である廃電子基板用いられており、電解精製で浮遊スライムになりやすく、電気銅に取り込まれることで銅品位を低下させる。このことからアンチモンは乾式製錬工程でスラグ中に取り除くことが望ましい。
 本研究ではアンチモンが銅製錬に投入された際の分配挙動を平衡論的に解明することを目的としている。1573 K で酸素分圧を変化させて実験を行った結果、FeOx-CaO-SiO2系スラグと溶銅間のアンチモンの分配比は、酸素分圧が低い範囲では一定となるが、それ以上の範囲では酸素分圧に依存して大きくなる。したがって、アンチモンをスラグ中に取り除くためには酸素分圧を大きくすることが有効であるが、同時に銅のスラグ中への損失も大きくなるという結果が得られた。また、スラグにAl2O3が含まれる場合を想定し、アンチモンの分配に及ぼすAl2O3の影響を調べる実験も試みた。

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