資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

若手ポスター発表 ショート講演

環境・リサイクリング分野ショート講演1

2019年9月25日(水) 09:30 〜 11:16 第8会場 (C3 1階 講義室1(b1N01))

10:10 〜 10:18

[2K0801-12-06] 酸性坑廃水を対象とした鉄酸化槽における鉄酸化および沈殿挙動の機構解明および定量モデル化(発表者:修士課程)

○門倉 正和1、鈴木 滉平1、加藤 達也1、淵田 茂司1、Widyawanto Prastistho1、正木 悠聖2、林 健太郎2、濱井 昂弥2、所 千晴1 (1. 早稲田大学、2. 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)

キーワード:パッシブトリートメント、鉄酸化細菌、酸化速度、シュベルトマナイト、水酸化第二鉄

休廃止鉱山において発生する酸性坑廃水は,消石灰や炭酸カルシウムなどを添加する中和処理により処理されている。この手法は,比較的簡単に溶液中から無機有害元素を除去できる一方で,無機有害元素濃度が低くなるほど処理効率が劣り,発生する汚泥を管理するランニングコストが発生する。そこで近年,酸性坑廃水処理の分野では,比較的環境負荷が低い廃水を対象として,日常的な管理を必要としないランニングコストの低減を目指した,バイオや植物などの自然力を活用したパッシブトリートメントが注目されている。本研究では,日本国内の休廃止鉱山において,パッシブトリートメントの1手法として試験的に導入されている鉄酸化槽による鉄除去を対象として実施した。鉄酸化槽内では,鉄酸化細菌を用いて,溶液中のFe2+をFe3+へ酸化させ,沈殿物を生成させることで鉄除去を行っている。しかし,鉄酸化槽内で起こる機構は詳細には明らかになっておらず,鉄酸化細菌を用いた鉄酸化速度の定量的な評価も行われていない。そこで,本研究は鉄酸化槽内で生成した沈殿物に対して固体分析を実施し,鉄酸化槽内での反応および,鉄酸化速度を定量的に評価可能な速度モデル構築を目的とした。

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