資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

若手ポスター発表 ショート講演

環境・リサイクリング分野ショート講演3

2019年9月25日(水) 09:30 〜 11:08 第10会場 (C3 1階 講義室3(b1S02))

10:36 〜 10:44

[2K1001-11-08] 宮崎海岸周辺に生息する尿素分解菌を用いた砂の固化試験(発表者:修士課程)

○宮永 未森1、中島 一紀1、青木 園子2、川﨑 了1 (1. 北海道大学、2. 日特建設(株))

キーワード:地盤固化、尿素分解菌、炭酸カルシウム

国内外で問題となっている海岸侵食の新たな解決策として、筆者らは尿素分解菌を用いた炭酸カルシウム析出技術であるMICPによる地盤材料固化に関する研究を行っている。MICPの地盤固化への適用が可能となれば、従来のセメントを用いた方法に比べて造時のCO₂排出量が少ない材料を使用できること、また、海岸の景観保持が可能にあることなどが挙げられ、環境に配慮した新たな技術を社会に提供することが期待される。しかし、先行研究では外来種の微生物が用いられているため、国内で使用した場合には周辺の生態系への悪影響が懸念される。
本報告では、施工対象となる地域に生息する尿素分解菌を用いることで周辺環境への影響を抑え、海岸侵食が問題となっている宮崎県を対象として実施した検討結果について述べる。具体的には、宮崎海岸及びその周辺の土壌を対象に尿素分解菌の探索を行い、分離した尿素分解菌のウレアーゼ活性を調査し、直径2cm、高さ7cmの円柱形の容器に入れた三河珪砂の固化試験を実施した。また、現場への適用を考え、宮崎海岸の砂を用いた固化試験を実施した。

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