資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

若手ポスター発表

環境・リサイクリング分野ポスター発表3

2019年9月25日(水) 13:15 〜 15:15 環境・リサイクリング分野3 (船井哲良記念講堂ホワイエ)

13:15 〜 15:15

[2P0140-50-05] Rh Pd Pt含有複合酸化物の作製とその塩酸への溶解挙動(発表者:修士課程)

○中野 暉1、中川 雄斗1、塚本 魁人1、藤田 航平1、永井 崇1 (1. 千葉工業大学)

キーワード:リサイクル、白金族金属、複合酸化物

白金族金属の一種であるロジウム(Rh),パラジウム(Pd),プラチナ(Pt)の主な需要は自動車用排ガス触媒である。材料がないことから自動車用排ガス触媒に必要不可欠である。しかし、これらは産出量が少なく産出地域の偏在により安定した供給が得られていない。そのためリサイクルによる回収が重要である。これらをリサイクルする代表的な方法としてローズ法がある。ローズ法はコレクターメタルに白金族金属を吸収させ、単体分離の工程で溶媒抽出法などが使われる。これには高温で廃触媒を溶融するため大きなエネルギーコストがかかる問題点がある。また溶媒抽出法を用いるには酸溶解する必要がある。酸溶解には強力な酸化力を有する酸を使用するため、処理困難な廃液などが発生してしまう。そこで強力な酸を使わずRh,Pd,Ptを効率よく溶解する方法があれば、これらの問題点を解決できる。白金族金属は、複合酸化物化することで、塩酸などの酸化剤を含まない酸に溶解する可能性がある。本研究では、これら白金族金属をカルシウム(Ca),バリウム(Ba)などのアルカリ土類金属と、複合酸化物化し、その塩酸への溶解挙動を調査した。その結果、複合酸化物では塩酸に高い溶解率を示した。

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