一般社団法人資源・素材学会 2020年度春季大会

講演情報(2020年1月24日付 確定版)

一般講演

資源経済と社会システム・リサイクル

2020年3月15日(日) 09:20 〜 10:40 第4会場 (6号館 2階 625講義室)

司会:伊藤 真由美(北海道大学)

09:20 〜 09:40

[1K62501-04-01] ナイジェリア連邦共和国における石油開発企業によるCSRの「開発目的」及び「企業目的」の達成度について

○坂田 章吉1 (1. 北海道大学)

キーワード:CSR、開発目的、企業目的、ナイジャリア

ナイジェリア連邦共和国(以下、ナイジェリア)は、アフリカで最大、世界で12位の9,840万トン/年(2018年)の石油を産出する(BP 2019)。しかしながら、経済は低迷し、2018年の一人当たりGNIは1,960US$であり(WB 2019)、また、石油を巡る紛争も継続的に発生している。

このような中、ナイジェリアでは、石油開発企業によりCSR(Corporate Social Responsibility)が実施されている。当初のCSRは石油の安定的生産のための社会的ライセンスを獲得する「企業目的」を中心とするCSRであった。しかしながら、そのようなCSRには成果が得られないものも多く、一方で、世界的に、企業に対して行動規範の強化、社会への配慮が更に求められるようになってきた。このような背景の下、CSRは、「企業目的」の達成を中心とするCSRから、地域の開発を行い、それを通して、「企業目的」の達成を図る「開発目的」を中心とするCSRへと変化してきた。

しかしながら、「開発目的」中心のCSRについても、成功しない事例も多く、種々の問題点が指摘されている。このため、本報告では、ナイジェリアにおけるCSRを事例として、「開発目的」及び「企業目的」の達成度、その効果について検討する。

講演PDFファイルダウンロードパスワード認証

講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。

現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)

[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください

パスワード