一般社団法人資源・素材学会 2021年度 春季大会

講演情報(2021年1月29日付 確定版)

一般講演

開発機械/岩盤工学/資源経済と社会システム/資源開発技術

2021年3月8日(月) 13:00 〜 17:00 第1会場

司会:濵中晃弘(九州大学)、玉村修司(北海道科学技術総合振興センター幌延地圏環境研究所)、羽柴公博(東京大学)

15:00 〜 15:20

[1K0108-17-06] 軟弱地山条件下の坑内掘り炭鉱における切羽採炭が周辺地山に与える影響に関する研究

○橋川 広都1、ばつぁいはーん うらんく1、笹岡 孝司1、濵中 晃弘1、島田 英樹1、一ノ瀬 政友2 (1. 九州大学、2. 都市基盤・環境・資源センター)

司会:玉村修司(北海道科学技術総合振興センター幌延地圏環境研究所)

キーワード:長壁式採炭、自走枠、坑内掘り炭鉱、軟弱地山

インドネシアは世界有数の石炭産出国であるが,剝土比の上昇や環境保護規制により露天採掘から坑内採掘への移行が急務となっている。しかしながら,インドネシアにおける夾炭層の地山は米国や豪州,欧州と比べて非常に軟弱であり,坑道掘削や採炭に伴う様々な地山制御問題が発生し安全な採掘が困難であることが予想される。本研究対象であるインドネシアの炭鉱では,後退式長壁式採炭法による採炭が検討されているが,その炭鉱においても採掘対象の炭層の上下盤が軟弱な粘土岩であるため,インドネシア特有の軟弱な地山条件下において採炭した場合の周辺地山に与える影響を事前に検討しておく必要がある。そこで本研究では,インドネシアの坑内掘り炭鉱における後退式長壁式採炭法の採掘設計の中で,切羽採炭が周辺地山に与える影響に関してFLAC3Dを用いて数値解析を行った。

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