【企画講演／招待講演】 鉱物資源を有効利用するための最近の研究動向と事例紹介

[2K0501-05-02] 溶媒抽出用抽出剤から捕収剤への利用を考えたマルチコレクターの開発と浮選効果

○柴山 敦¹、山田 学¹、芳賀 一寿¹ (1. 秋田大学)

司会：晴山 渉（岩手大学）

キーワード：マルチコレクター、浮選、抽出剤、溶媒抽出

発表者等は、貴金属イオンの抽出剤として「カニばさみ（Pincer）型抽出剤」の開発を行ってきたが、その特徴的な構造を活かしつつ発想を変え、鉱物粒子への捕収特性を有する「マルチコレクター」の合成に着手している。このマルチコレクターについては、優れた溶媒抽出能力のほか、鉱物粒子への浮遊特性を幾つか確認したことから、浮選薬剤としての可能性、期待を中心に最近の研究内容を紹介する。