資源・素材2021(札幌)

講演情報(2021年8月18日付 確定版)

企画講演

【企画講演/募集型企画】 YARO15 −コロナ禍での岩盤工学に関する研究−

2021年9月16日(木) 13:00 〜 14:40 第1会場 (Webex)

司会:佐藤 晃(熊本大学)

13:20 〜 13:40

[3K0109-13-02] (学生発表:修士課程) 押し出し性地山における変位制御型支保システムの効果検討

○藤本 晃希1、才ノ木 敦士1、宇津野 衞2、伊達 健介2、横田 泰宏2 (1. 熊本大学、2. 鹿島建設株式会社)

司会:佐藤 晃(熊本大学)

キーワード:変位制御型支保、スクィージング、ロックボルト、鋼製支保工、吹付けコンクリート

浅深度の鉱床の枯渇によって採掘深度は年々増加しており,現時点において,カナダ,オーストラリア,南アフリカなどに採掘深度1500mを超える大深度鉱山が多数存在する.今後採掘深度はさらに増加し,10~20年後には最深部が3000mに達するような超深度鉱山が資源供給の観点から重要な役割を担っていると想定される.そのような超深度域では極めて大きな垂直・水平応力が作用しており,岩盤掘削時におけるスクィージングの発生頻度が従来の深度域と比較して増加すると予想される.本研究では現在大深度トンネル用に開発が進められている変位制御型支保システムの数値解析モデルを開発し,超深度鉱山への適用性を検討するために,その性能を定量的に評価することを目的とした.その結果,変位制御システムを導入した吹付けコンクリート・鋼製支保は大変形地山に対して拘束圧を与え変位を抑制するとともに,支保に作用ウする荷重を低減させることによって破断による抵抗力低下を防ぐ効果があることが分かった.また,変位制御型ロックボルトにおいては,周辺岩盤の応力状態に大きな変化は見られなかったが,変位抑制に対して大きな効果があるという知見が得られた.

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