MMIJ 2022,Fukuoka

Presentation information (2022/07/27 Ver.)

Poster presentation session with a short speeches

(Poster session & Short presentation) Environment & Recycling Group

Tue. Sep 6, 2022 1:00 PM - 2:45 PM Room-1 (A11)

Chairman:Kazutoshi Haga (Akita University),Mitsuaki Matsuoka (Kansai University)

1:05 PM - 1:10 PM

[1105-25-02] [Student presentation: Master’s course]Solvent Extraction and Separation of Pt(IV) and Pd(II) from Hydrochloric Acid Solutions with APT 6500 and TBP Mixed Extractant

○Tatsuki Sakamoto1, Sota Hirai1, Harumi Yokota1, Masakazu Niinae1 (1. Yamaguchi University)

Chairman: Kazutoshi Haga (Akita University)

Keywords:Solvent Extraction, APT 6500, TBP, Pt(IV), Pd(II)

白金族金属(PGMs)は,その優れた特性から自動車 産業,化学産業,電機・電子産業や医療産業などで使用される先端材料にとって不可欠な物質である。PGMsを含有する鉱石や廃棄物に対して酸化剤を含む塩化物水溶液による浸出を行い,浸出液から溶媒抽出法によりPGMsを分離回収するプロセスの研究開発が進められている。本研究では,酸性抽出剤であるAPT 6500と中性抽出剤であるTBPの混合抽出剤を用いてPt(IV)及びPd(II)の抽出性及びPt(IV)とPd(II)の分離性について検討を行った。APT 6500単独で使用した場合,Pd(II)の抽出性は非常に低くPt(IV)を優先的に抽出できるが,抽出剤濃度を増加してもPt(IV)の抽出能力に限界がある。一方,TBPを抽出剤とした場合,抽出剤濃度に比例してPt(IV)の抽出性は高くなるが,Pt(IV)の抽出性を高めるためにTBP濃度を高くするとPd(II)の抽出性も高くなり両金属の相互分離に難がある。そこで,APT 6500とTBPの混合抽出剤を使用してPt(IV)をPd(II)に優先して抽出分離することを試みた。

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